2019/06/25

第4回京と森の学び舎を開催しました。(2019年6月14日)

2019年6月14日に、「第4回京と森の学び舎」をキャンパスプラザ京都にて開催しました。

今回は「自然資源を活用した地域、仕事、人づくり」というテーマで、ゲストの伊藤浩二さん(金沢大学特任准教授)と岡野豊さん(エーゼロ株式会社執行役員)から講演がありました。

森里海のつながりを再生するためには、各地域の農山漁村等の地域社会が持続可能な形で維持されていく必要があります。そこで大きな課題となっているのが、その地域にある自然資源を持続可能な形で利用し保存する担い手の不足と考えられます。その地域に若い人が住み続ける、そのために暮らしていける生業を作っていくことが必要です。

講師の伊藤さんからは、石川県能登半島での大学発の自治体との連携による地域人材の育成に係る事例紹介がありました。また、岡野さんからは、岡山県西粟倉村での循環型産業や起業家を育成するローカルベンチャースクールについて紹介がありました。

後半では、2班に分かれて講師と意見交換を行いました。その際に、「SDGsが言っていることはもっともであるが、それをどう実行に移していくのか、その具体的な手法を学ばなくてはならない」、「消費者が意識して流域で作られたものを買う、それが多少高くても買うという潮流を作っていくことが必要ではないか」といった意見が出され、それに対して、生産者は生産過程での持続可能性を定量的に示すことが求められるといった、解決の難しい課題が取り上げられました。また、宮崎県綾町での有機農業の取組みの紹介があり、さらに、環境(自然資本)がただであるという意識を変えるには、消費者と生産者が自然資本に対する時間感覚を共有することが重要ではないかといった意見が出されました。

持続可能な社会に向けて流域を守る担い手をどう作っていくか、それは私たち一人ひとりの毎日の暮らしの中に「流域」をどう取り込んでいけるかということではないかという方向になりました。

 

次回の学び舎は、8月30日に開催いたします。
そこでは、学び舎の受講者がそれぞれの地域で取組んでいる活動と学び舎で得たことを発表する予定です。

 

講師による自然資源を活用した仕事づくりの紹介
講師を囲んでの意見交換の様子
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